FC2ブログ

Zancolliの分類について

Zancolliの分類とは、頸髄損傷四肢麻痺の上肢機能を細かく分類し、残存機能をひとことで表現できることから、頸髄損傷四肢麻痺の分類として広く使用されている。

キャプチャ
スポンサーサイト



再生医療:脊髄損傷後の神経軸索再生

 頸部の脊髄に損傷を負った患者は人工呼吸器が必要な場合が多く、呼吸障害が主な死因の1つとなっている。呼吸機能の回復を困難にしている要因は2つある。第一の要因は、第四頸椎より上位に損傷が起こると、脳幹内の呼吸中枢から脊髄内の横隔運動核に至るインパルス伝導が遮断されることである。第二の要因は、成人では、損傷後に脊髄神経軸索がほとんど再生しないことである。今回J Silverたちは、脊髄損傷のラットモデルを用いて、損傷後の軸索再生を妨げているのが、細胞外マトリックス中の分子群の発現量増加であることを突き止めた。特定の細胞外成分のコンドロイチナーゼによる分解と、脊髄の損傷部分をまたぐような形での末梢神経自己移植を組み合わせるという方法で、軸索再生後の呼吸活動の相当の回復が実証された。この研究結果は、脊髄損傷の一部では、損傷後の軸索再生と横隔膜機能の回復が可能なことを示唆している。

脊髄損傷のASIA機能障害尺度

ASIA機能障害尺度

A=完全:S4~S5の感覚・運動ともに完全麻痺

B=不全:S4~S5を含む神経学的レベルより下位に感覚機能のみ残存

C=不全:神経学的レベルより下位に運動機能は残存しているが、主要筋群の半分以上が筋力3未満

D=不全:神経学的レベルより下位に運動機能は残存しており、主要筋群の少なくとも半分以上が筋力3以上

E=正常:運動、感覚共に正常

ASIA機能障害尺度の特徴として、脊髄障害のレベル、不全の程度、キーマッスルの筋力によるグレードが反映されています。膀胱機能は含んでおらず、(通常D以上では自排尿が可能である)、左右差のある場合には、左右各々を評価しなければならない。(例:左C1、右B2など)判定に迷うときには、より悪いほうとします。D0群は実際にはD1、D2、D3のいずれかであるため、予想可能であればD0(D1)やD0(D2)と記載します。
検索フォーム
カテゴリ
月別アーカイブ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
プロフィール

山中 敏也

Author:山中 敏也
年齢はかなりいってますが、会社が倒産したことを機に思い切って学校へ入学しました。自分が体を壊したことがあるので、医療には興味があり、独学でも色々なことを学びましたが、学校へ入学してビックリ!膨大な知識を記憶しなくてはならない。悪戦苦闘した4年でしたが、あともう少し国家試験に突入!